小さな命を応援!身近な庭やベランダでできる「巣箱かけ」の楽しみ方とヒント


ピィピィ、チュンチュン…ふと耳にする鳥の声に、心がホッとしたり、元気をもらったりすることはありませんか?私たちの身近な自然には、たくさんの野鳥たちが暮らしています。でも、実は彼らの暮らしは、開発などで少しずつ厳しくなっているところもあるんです。特に、子育てのための安全な場所(営巣場所)を見つけるのが難しくなっている鳥たちもいると言われています。

そんな野鳥たちを、私たち人間がちょっとだけお手伝いできる活動があります。それが「巣箱かけ」です!

巣箱をかけると、野鳥たちが安心して子育てできる「マイホーム」を提供できます。そして、私たちも身近な場所で可愛い野鳥たちの姿を観察できるチャンスが増えるんです。なんだか、素敵なwin-winの関係だと思いませんか?

この記事では、巣箱かけに興味があるけれど、どうすればいいか分からない…という方に向けて、巣箱かけの魅力から、選び方、設置場所、そしてかけるだけじゃないその後の楽しみ方まで、分かりやすくご紹介します。これを読めば、あなたもきっと巣箱かけを始めてみたくなるはずです!

どうして野鳥は「巣箱」が必要なの?彼らが直面する課題

昔に比べて、私たちの周りの自然の環境は少しずつ変わってきています。古い木が減ったり、公園がきれいに整備されすぎたりすることで、野鳥たちが巣を作るための「うろ」(木の幹にあいた穴)や、茂み、土壁などが少なくなってきています。特に、木の穴を利用して巣を作る習性のある鳥たちにとっては、深刻な問題になりつつあります。

例えば、私たちの身近にいるシジュウカラや、逆さまにとまるのが得意なゴジュウカラ、美しい声で鳴くキビタキオオルリといった鳥たちは、木のうろなどを主な営巣場所としています。こうした鳥たちにとって、巣箱は安全に卵を産み、ヒナを育てることができる、まさに「命綱」となり得る存在なんです。

巣箱をかけることは、こうした営巣場所が不足している野鳥たちを直接的にサポートすることに繋がります。

巣箱をかけると、こんな素敵なことがあるんです!

巣箱をかけることで得られるのは、野鳥たちへの貢献だけではありません。私たち人間にとっても、たくさんの楽しみや喜びがあります。

  • 可愛い野鳥たちの姿を観察できる!: 巣箱をかけた場所に野鳥が来てくれたら、それだけでワクワクしますよね。巣材を運ぶ姿、卵を温める姿、ヒナに餌を運ぶ姿…普段なかなか見られない、野鳥たちの懸命な子育ての様子を間近で観察できるかもしれません。ちょっとしたバードウォッチングが自宅で楽しめるなんて素敵です。
  • 心が癒されるバードセラピー: 庭やベランダに野鳥が遊びに来てくれると、それだけで心が癒されます。美しいさえずりを聞いたり、ちょこまかと動く姿を見たりするだけで、日々の疲れが和らぐのを感じる人も多いはずです。
  • 生物多様性を守る活動に貢献: 小さな巣箱一つでも、そこに命が宿ることで、地域の生物多様性を守る活動に繋がります。自分たちの手で自然を豊かにすることに貢献できるのは、嬉しい経験です。
  • 子供と一緒に自然を学ぶきっかけに: お子さんがいるご家庭なら、一緒に巣箱を作ったり、設置したり、観察したりすることで、自然や生き物への関心を育む素晴らしい機会になります。「どんな鳥さんが来てくれるかな?」「今、何してるのかな?」と、一緒にワクワクできます。

どんな巣箱を選べばいいの?素材やサイズのポイント

さあ、巣箱をかけてみよう!と思ったら、どんな巣箱を選べば良いのでしょうか。

  • 素材は「木」が基本: 巣箱の素材は、通気性や断熱性に優れた木材が最適です。野鳥が安心して利用できるよう、防腐剤や塗料は使わないか、自然由来のものを選びましょう。金属製の巣箱は、夏は熱くなりすぎ、冬は冷たくなりすぎるため避けた方が無難です。
  • 鳥の種類に合わせたサイズ: 利用してほしい鳥の種類によって、巣箱の大きさや、鳥が出入りする穴(出入り口)のサイズが異なります。
    • シジュウカラやゴジュウカラ: 出入り口の直径が2.5cm〜3cm程度。
    • スズメ: 出入り口の直径が3cm程度。
    • もう少し大きな鳥(ムクドリなど): 出入り口がもっと大きいものが必要になります。 市販されている巣箱には、「シジュウカラ用」のように対象となる鳥が書かれていることが多いので参考にしましょう。
  • 形と機能: シンプルな箱型が一般的ですが、屋根が取り外せて掃除しやすいものや、側面が開いて中の様子を観察できるものなど、様々なタイプがあります。かけっぱなしにするならメンテナンスしやすいものがおすすめです。
  • 購入?それとも手作り?: ホームセンターやインターネットで様々な巣箱が販売されています。初めてで不安な場合は、市販のものから始めるのも良いでしょう。DIYが得意な方なら、自分で手作りするのも楽しいでしょう。インターネットで検索すると、簡単な巣箱の作り方や設計図がたくさん見つかりますよ。

どこにかけるのが正解?巣箱の設置場所と向きの注意点

巣箱を用意したら、いよいよ設置です!野鳥に安全に利用してもらうためには、設置場所がとても重要です。

  • 人通りの少ない静かな場所: 人や車の往来が多い場所は、鳥が警戒して利用しにくいです。庭の奥や、あまり人が近づかない場所に設置しましょう。
  • 猫などの天敵から守れる場所: 猫などが登りにくい、木の幹の高い場所や、物干し竿などに吊るすなど、天敵から卵やヒナを守れる場所を選びましょう。
  • 雨風を避けられる向き: 巣箱の出入り口は、一般的に雨風が吹き込みにくい南向き〜東向きが良いとされています。西日も避けられる向きを選びましょう。
  • 適度な高さに設置: シジュウカラなどの小型の鳥の場合は、地上から2m〜5m程度の高さが良いとされています。
  • 近くに枝があると便利: 巣箱の出入り口の近くに、鳥が止まれるような枝があると、鳥が利用しやすくなります。

設置する際は、巣箱がしっかりと固定されているか確認しましょう。落下しないように頑丈に取り付けてください。

かけたら終わりじゃない!大切な巣箱のメンテナンス

巣箱を設置したら、あとは鳥が来てくれるのを待つだけ…ではありません。巣箱を長く安全に使ってもらうためには、メンテナンスが必要です。

  • 年に一度は掃除を!: 鳥の繁殖が終わった後(秋から冬にかけて)、巣箱の中をきれいに掃除しましょう。古い巣材を取り除き、ブラシなどで汚れを落とします。こうすることで、ダニなどの寄生虫の発生を防ぎ、翌年も気持ちよく使ってもらえます。
  • 傷んでいたら修理または交換: 巣箱が古くなったり、破損したりしている場合は、修理したり、新しいものに交換したりしましょう。
  • メンテナンスは「繁殖期以外」に: 巣箱の中に鳥がいたり、卵やヒナがいたりする繁殖期(春から夏にかけて)は、絶対に巣箱に触らないようにしましょう。鳥を驚かせてしまったり、子育てを放棄させてしまったりする可能性があります。メンテナンスは、鳥が利用していない時期を選んで行います。

メンテナンスをすることで、野鳥にとって安全で快適な環境を保つことができます。

巣箱かけQ&A:気になる疑問を解消!

  • Q. 巣箱をかけても鳥が来てくれません…どうして?
    • A. 巣箱を設置した場所が鳥にとって安心できない場所だったり、まだ鳥が見つけていなかったりする可能性があります。すぐに利用されなくても、気長に待ってみましょう。また、周辺環境に巣箱を必要とする鳥が少ない、という可能性もあります。
  • Q. どんな鳥が巣箱を利用しますか?
    • A. 主に木のうろなどを利用する習性のある鳥、例えばシジュウカラ、ゴジュウカラ、スズメ、ムクドリなどが巣箱を利用しやすいと言われています。地域や巣箱のサイズによっても利用する鳥は異なります。
  • Q. 巣箱の中を覗いてもいいですか?
    • A. 繁殖期に中の様子を頻繁に覗くのは避けましょう。鳥が警戒して巣を放棄してしまう可能性があります。どうしても観察したい場合は、鳥がいない時間を狙って短時間だけにするか、観察窓付きの巣箱を利用するなどの工夫が必要です。
  • Q. 鳥以外の動物(リス、昆虫など)が利用しても大丈夫?
    • A. リスや昆虫などが巣箱を利用することもあります。巣箱は野鳥のために設置しますが、他の生き物が利用するのも自然なことです。ただし、スズメバチなどが巣を作った場合は、危険なので専門業者に相談するなどして対処が必要です。
  • Q. 自分で作るのって難しいですか?
    • A. 簡単な箱型の巣箱なら、ホームセンターなどで手に入る木材と工具があれば、初心者でも挑戦できます。インターネットで「巣箱 作り方 簡単」などで検索すると、詳しい手順や設計図がたくさん出てきますよ。自分で作った巣箱に鳥が来てくれたら、喜びもひとしおです!

まとめ

巣箱かけは、身近な場所で野鳥を応援できる、とても素敵な自然保護活動です。特別な知識や技術がなくても、誰でも気軽に始めることができます。

  • 開発などで営巣場所が減っている野鳥たちにとって、巣箱は大切な家になります。
  • 巣箱かけは、野鳥観察の楽しみや、心が癒される時間、そして生物多様性を守る貢献につながります。
  • 鳥の種類に合った巣箱を選び、安全で安心できる場所に設置することが大切です。
  • 巣箱は、年に一度の掃除など、適切にメンテナンスを行いましょう。

あなたも、庭やベランダに小さな「家」をかけて、可愛い野鳥たちとの素敵な出会いを体験してみませんか?きっと、あなたの日常がもっと豊かになるはずです。

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