共働き時代の「世帯年収」の正解は?結婚後に後悔しないお金のシミュレーション
「結婚しても仕事を続けたいけれど、お相手にはどれくらいの年収を求めるべき?」
「二人合わせていくらあれば、ゆとりのある暮らしができるの?」
かつての「夫が稼ぎ、妻が家庭を守る」というモデルから、現代は「二人で稼ぎ、共に家庭を築く」共働きスタイルが主流となりました。婚活においても、個人の年収以上に「世帯年収」を重視する考え方が、成婚への大きな鍵を握っています。
この記事では、理想の生活を実現するために必要な世帯年収の目安から、生活費の内訳、そして将来を見据えた貯蓄のシミュレーションまで、具体的かつ現実的に解説します。
世帯年収別・生活レベルのリアルなイメージ
世帯年収が変われば、選べる住まいや教育環境、日々のゆとりも大きく変わります。日本の平均的な世帯年収を踏まえ、3つのパターンでシミュレーションしてみましょう。
1. 世帯年収 600万円〜700万円(堅実・標準層)
内訳例: 夫400万円 + 妻250万円(時短・パート等)
生活感: 地方都市であれば、一戸建ての購入や子育てを無理なく進められる水準です。都心部では、家賃を抑える工夫が必要ですが、自炊や固定費の見直しを徹底することで、年に一度の家族旅行なども十分に楽しめます。
2. 世帯年収 800万円〜1,000万円(ゆとり・安定層)
内訳例: 夫500万円 + 妻400万円(フルタイム共働き)
生活感: 都心部でのマンション購入も視野に入り、生活に精神的なゆとりが生まれます。教育費にも一定の予算を割くことができ、外食や趣味の制限も少なくなります。「一人で1,000万円」を稼ぐ男性は婚活市場で激戦となりますが、「二人で1,000万円」を目指す設定なら、出会いの幅は一気に広がります。
3. 世帯年収 1,200万円以上(高所得・投資層)
内訳例: 夫700万円 + 妻500万円
生活感: 資産形成を積極的に行いながら、私立学校への進学や質の高いサービスを選択できる層です。ただし、この層は多忙なケースが多く、家事の外注(家事代行など)を併用することで、家庭円満を維持する工夫をしているカップルが目立ちます。
結婚後に「お金で揉めない」ための3つのチェックポイント
婚活中にお相手の経済力を確認する際、単なる数字以上に大切な「管理能力」を見極めるポイントがあります。
① 「手取り額」で家計を計算する習慣があるか
額面(総支給額)と手取り額には2割程度の差があります。例えば世帯年収800万円の場合、実際にお財布に入るのは約640万円前後です。この「手元に残るお金」を基準に生活設計を考えられるお相手なら、結婚後の金銭トラブルは少なくなります。
② 固定費に対する考え方
家賃、光熱費、通信費、保険料といった「毎月必ず出ていくお金」をいかに最適化しているかを確認しましょう。見栄のために高い家賃を払う人よりも、固定費を抑えて趣味や貯蓄に回す人の方が、結婚生活のパートナーとしては非常に心強い存在です。
③ 予備費(貯蓄)の意識
「今あるお金を使い切る」タイプか、「将来のために先取り貯蓄をする」タイプか。婚活の会話の中で、最近買った大きな買い物や、普段の貯金習慣について、さりげなく触れてみるのがおすすめです。
共働きの落とし穴!「パワーカップル」が陥りやすい罠
二人とも高年収である「パワーカップル」は一見無敵に見えますが、実は注意点もあります。
家事・育児の分担コスト: どちらもフルタイムで責任ある仕事をしている場合、家事の押し付け合いが離婚の原因になることも。あらかじめ「便利家電の導入」や「家事代行」にコストをかける合意が必要です。
「自分のお金」意識の強すぎ: 完全に財布を別々にしていると、お互いの貯蓄額を知らず、いざという時に資金が足りないという事態になりかねません。
理想の世帯年収を叶えるための「お相手選び」のコツ
「年収600万円の独身男性」を探すとライバルが多すぎて疲弊してしまいますが、視点を変えるだけで成功率は上がります。
「伸び代」に注目する: 今は年収400万円でも、若くて資格取得に励んでいたり、昇給制度が整った企業に勤めていたりするお相手は、5年後、10年後に頼もしい存在になります。
「副業・資産運用」に理解があるか: 本業の給与だけでなく、二人で協力して副収入を得たり、投資で資産を増やしたりすることに前向きなお相手なら、将来の世帯年収はさらに底上げされます。
まとめ:数字の「正解」は自分たちで決める
「世帯年収はいくらが正解か」という問いに、唯一の答えはありません。大切なのは、周りの基準に振り回されるのではなく、「自分たちはどんな暮らしに幸せを感じるのか」を明確にすることです。
豪華なタワーマンションに住むことが幸せなのか、質素でも家族の時間を大切にすることが幸せなのか。その価値観が一致するお相手こそが、あなたにとっての「最高のパートナー」です。
婚活のプロフィールを見る際は、ぜひ「この人と一緒に働いて、一緒に家計を作っていくイメージが湧くか?」という視点を持ってみてください。